イー・アクセスは9日、2006年3月期第1四半期の財務および業績の概要を発表した。売上高は152億1,900万円、営業利益は19億9,000万円、経常利益は15億7,600万円で、ADSLの加入者数は2005年6月末現在で186.7万件。
売上高は、AOLジャパンより2004年7月に譲り受けたISP事業が加わったことで前年同期比で31億1,100万円の増加。営業利益は売上高増に加えて設備投資の効率化やコスト削減に務めたことで前年同期比1億9,700万円の増加を達成した。経常利益は普通社債の発行により支払利息が増加したものの、営業利益が増加したことで前年同期比7,500万円の増加を実現している。
第1四半期におけるADSLの加入者数は1.7万件で、前四半期の2.2万件からさらに減少している。ISP事業のAOLを合計した総加入者数は216.7万件で、前四半期末から0.3万件の増加。AOLは1.4万件の純減となった。
イー・アクセスでは今後、中核事業であるADSL事業において引き続き個人ユーザーを中心にサービスを提供。提携ISPや代理店との協力関係の維持や顧客情報管理の徹底、顧客満足度の向上など、収益性重視の経営に基づいて事業を拡大していく方針。また、現在参入を表明しているモバイル事業に関しても、固定とモバイルを融合したFMC(Fixed Mobile Convergence)」を目指し、W-CDMAとWi-Fi/WiMAXの併用を検討、実験を進めていくとしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.eaccess.net/press_img/2984_pdf.pdf
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( 甲斐祐樹 )
2005/08/09 19:20
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