マイクロソフトは、10日に公開した「Internet Explorer用の累積的セキュリティ更新プログラム」(MS05-038)の個別ダウンロードに不具合が発生していたことを明らかにした。
MS05-038は、最大深刻度“緊急”のセキュリティ更新プログラム(パッチ)。Windows UpdateやMicrosoft Updateで提供されていたほか、マイクロソフトのダウンロードセンターを通じて個別ダウンロードできるようになっていた。
マイクロソフトによれば、公開の数分後に適用ができない不具合を確認し、すぐに公開を取りやめた。調査の結果、同社の配信プロセスにトラブルが発生しており、パッチの電子署名が破損していたため、適用できない状況になっていたことが判明。不具合を修正し、11日の午前3時~3時30分には公開を再開したという。
なお、マイクロソフトでは当初、MS05-038の個別ダウンロードについて「現在個別ダウンロードの準備を進めている状況で、用意ができ次第公開する。特に不具合などが発生しているわけではない」とコメントしていた。
関連情報
■URL
MS05-038
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms05-038.mspx
■関連記事
・ マイクロソフト、IEなどを対象にした深刻度“緊急”を含むパッチ6件公開(2005/08/10)
( 鷹木 創 )
2005/08/11 12:11
- ページの先頭へ-
|