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P2Pトラフィックの61%が動画ファイル、英CacheLogicの調査結果


 P2Pファイル交換ネットワークに流れるトラフィックのうち、61.44%が動画であることがわかった。P2Pトラフィック管理ソフトを開発する英CacheLogicが行なった最新調査によるものだ。

 調査は4つの主要P2Pファイル交換ネットワークのトラフィックに対して行なわれ、数TBのデータが解析された。それによると、最も多かったコンテンツは動画ファイルの61.44%で、オーディオファイルは11.34%、その他のファイルが27.22%だった。

 動画ファイルのうちMicrosoftの動画ファイルフォーマットが46%を占めていた。特に動画ファイルが多く流通していたのはeDonkeyネットワークだった。

 また、交換されるすべてのオーディオファイルのうち65%がMP3フォーマットだったが、オープンソースのOGGフォーマットも12.3%を占めていた。OGGフォーマットは特にアジア地域のBitTorrentネットワークで顕著に観察された。なお、BitTorrentは合法的コンテンツの配布に使用される量が顕著に増加していたという。

 CacheLogicの調査結果は推測によるものではなく、CacheLogicのシステムを採用している世界中のISPに実際に流れたパケットデータをもとに分析されたものであるだけに、非常に興味深いデータと言えよう。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.cachelogic.com/news/pr090805.php

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/11 13:39

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