アップルコンピュータは15日、Mac OS Xの44件の脆弱性を修正する「Security Update 2005-007」を公開した。対象となるOSはMac OS X 10.3.9および10.4.2。
Security Update 2005-007では、リッチテキストファイルやWordファイルを開く際に、バッファオーバーフローにより任意のコードが実行される恐れのある脆弱性を修正。このほか、Webブラウザ「Safari」に関する脆弱性や、「ping」「traceroute」ユーティリティにおけるバッファオーバーフローの脆弱性など、44件の脆弱性を修正した。
また、Mac OS X Serverのみに付属するApache 2やMySQLなど、サーバープログラムに関する脆弱性の修正も行なわれている。アップルコンピュータでは、Mac OS X 10.3.9および10.4.2を利用しているすべてのユーザーに対してアップデートを呼びかけている。
【追記 19:00】
また、18日にはMac OS X 10.4.2を対象とした「Security Update 2005-007 v1.1」が公開された。
Security Update 2005-007 v1.1は、「Security Update 2005-007」で配布された32bitバージョンのLibSystemを、32bitバージョンと64bitバージョンの共用のものに置き換えるという。アップルコンピュータでは、Mac OS X 10.4.2にSecurity Update 2005-007を適用したユーザーに対して、v1.1の適用を呼びかけている。
関連情報
■URL
Security Update 2005-007 について
http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=302163
ソフトウェアアップデート
http://www.apple.com/jp/ftp-info/
( 三柳英樹 )
2005/08/18 13:13
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