商標とドメイン名に特化したコンサルティング事業を展開するブライツコンサルティングは15日、欧州連合のccTLDとして新たに設置された「.eu」の商標権者向け優先登録申請の開始に先立ち、事前登録申請の受付を開始した。
.euを申請できるのは、EU加盟国内に登録済みの現地法人や主要営業拠点があることなどが条件となる。ブライツコンサルティングは日本企業のブランド保護の観点から、.euの公認レジストラとして認定を受けて登録代行サービスを提供することにした。
.euの提供開始にあたっては、まず優先登録申請のフェーズ1で、EU加盟国における登録商標や地理的表示などを対象に登録申請を受け付ける。受付は10月から12月までの間にスタートし、2カ月間続く。フェーズ2は、フェーズ1の終了後に2カ月間行なわれ、出願中の商標や会社名なども対象となる。一般の登録受付を開始するのは、この後のフェーズ3となる。
ブライツコンサルティングでは事前登録申請を9月25日まで受け付け、ここで受け付けたドメイン名は、実際に優先登録申請のフェーズが開始されしだいレジストリに登録申請されることになる。事前登録申請の料金は、フェーズ1が申請手数料13,650円および登録料5,250円、フェーズ2が申請手数料19,950円および登録料5,250円(登録料はいずれも1年間分)。ただし、希望するドメイン名が登録に至らなかった場合は、このうち登録料は返金される。
このほかソリスでも17日、欧州の公認レジストラの協力を得て.euの優先登録申請に向けた事前受付を開始した。
なお、.euでは、優先登録申請であっても先願制での登録となるため、注意が必要だ。
関連情報
■URL
ブライツコンサルティングのニュースリリース
http://brights.jp/pr/pr20050815.html
ソリスのニュースリリース
http://press.solis.jp/archives/2005/08/eu.php
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( 永沢 茂 )
2005/08/18 15:34
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