米Akamaiは18日、全世界のニュースサイトへのトラフィックを表示する「Akamai Net Usage Index」を開設した。
Akamaiは、大規模なトラフィックが発生するWebサイトのデータを高速にユーザーまで送り届けるためのコンテンツ配信ネットワークを世界的に張り巡らしている企業だ。Akamai Net Usage Indexは、同社のサービスを利用している100以上のニュースサイトに流れるトラフィックを匿名で集計し、地域ごとにグラフにして表示する。
仮に北米でトラフィックが急増した場合には、北米の人たちを驚かせる何らかのニュースが発生したと類推できる。また、ニュースの種類によっては世界各地でトラフィックが一様に増加する傾向を見ることができるかもしれない。Akamai Net Usage Indexは5分置きに更新されるため、リアルタイムの変化も興味の対象となりうる。
Interarbor Solutions LLCの主席アナリストであるDana Gardner氏はAkamai Net Usage Indexについて、「ニュースへの興味自体がどのようにはっきりと示されるのか、また変化する動向と分析は、ジャーナリストやマーケットウォッチャー、社会科学者、そして読者自身にとっても非常に大きな興味の対象となるだろう」とコメントしている。
関連情報
■URL
Akamai Net Usage Index(英文)
http://www.akamai.com/netusageindex/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/19 13:34
- ページの先頭へ-
|