マイクロソフトは23日、携帯機器向けプラットフォームの最新版「Windows Mobile 5.0 日本語版」の提供を開始すると発表した。ハードウェアメーカーに対して供給され、今後、同プラットフォーム搭載機種が登場する見込み。
Windows Mobile 5.0は、PDAやスマートフォンなど携帯情報機器向けのプラットフォーム。5月に米国で発表され、今回はその日本語版がリリースされた形になる。新たに、HDDやQWERTYキーボード、USB 2.0に対応し、マルチメディア機能としてWindows Media Player 10を搭載する。また、不揮発性メモリを採用したことで、バッテリーが切れて一定時間経過しても、携帯機器内のデータや設定が消失することがなくなったという。
Officeソフトの機能向上も図られているほか、法人向け機能として、Exchange Serverと同期し、複数の端末を一括管理できる「Messaging and Security Feature Pack for Windows Mobile(MSFP)」が標準搭載される。
5月に発表された米国版では、3Gに対応し、Push-to-Talkが利用できるなど、スマートフォン向けにも利用できる仕様となっていたが、今回発表された日本語版では携帯電話とスマートフォン向けの仕様はサポートされていない。同社では「日本市場に合わせた仕様」と説明している。
なお、9月2日に東京国際フォーラムで開催される「PDA・モバイルソリューションフェア 2005」において、Windows Mobile 5.0 日本語版を搭載したデバイスが披露される予定となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2373
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( 関口 聖 )
2005/08/23 13:20
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