総務省は、22日より「特定基地局の開設計画」申請受付を開始した。9月末まで受け付け、その後の手続きを経て、どの事業者に新たな周波数を割り当てるか決まることになる。これまでさまざまな企業が新規参入などの姿勢を明らかにしているが、現時点では申請を行なった企業はない。
総務省では、1.7GHz帯および2GHz帯において、携帯電話向けに新たな周波数を割り当てる方針を打ち出している。方針が決定するまでの過程において、既存キャリア、および新規参入希望事業者がそれぞれ自社への割り当てを求める姿勢を明らかにしていたが、22日からスタートした「特定基地局の開設計画」の申請を行なった企業は、現在までゼロという状況だ。
既存キャリアでは、NTTドコモ・ボーダフォンともに、3Gユーザー数が、(申請基準である)1,500万に達しておらず、申請できない。またKDDIは「申請する予定はない」としている。
新規参入を計画している各社では、イー・アクセスとアイピーモバイルが「申請に向けて準備中」としており、イー・アクセスは9月に申請を行なう見込み。また、ソフトバンクは「現在のところ何も決まっていないが、申請する方向」としている。
また2GHz帯での割当を求めていたウィルコムとライブドアだが、ウィルコムは「現時点では何も決まっていない」としており、動きがない状況だ。
関連情報
■URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
KDDI
http://www.kddi.com/
ボーダフォン
http://www.vodafone.jp/
イー・アクセス
http://www.eaccess.net/
ソフトバンク
http://www.softbank.co.jp/
アイピーモバイル
http://www.ipmobile.jp/
ウィルコム
http://www.willcom-inc.com/
ライブドア
http://www.livedoor.com/
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( 関口 聖 )
2005/08/24 20:07
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