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ドコモやシャープなど、高速通信できる赤外線通信方式を開発


 NTTドコモ、シャープ、ITXイー・グローバレッジ、早稲田大学は、従来よりも高速化した赤外線通信方式「IrSimple(アイアール・シンプル)」を共同開発したと発表した。業界標準化団体のIrDAにおいて、国際標準規格として採用されることも決定している。

 IrSimpleは、従来よりも高速通信が可能な赤外線通信方式。現在、多くの携帯電話に搭載されている赤外線通信機能では、通信速度が最大115.2kbpsとなっているが、IrSimpleでは最大4Mbpsを実現。200万画素カメラで撮影した500KBの画像を転送するには、従来方式(IrDA-115K方式)では50~100秒かかるが、IrSimpleであれば約1秒で送信できるという。通信距離や指向性は従来の赤外線通信と同等。また、IrSimpleでは、従来方式との互換性も持たせることが可能となっている。

 携帯電話などのほか、テレビやプリンタなどでの活用が見込まれているが、具体的な商品展開については未定。ITXイー・グローバレッジからソフトウェアやICチップなどが供給される。


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URL
  NTTドコモのニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20050826.html


( 関口 聖 )
2005/08/26 18:04

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