情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は29日、「FreeStyle Wiki」に任意のPerlコマンドを実行される可能性があるコマンドインジェクションの脆弱性を公表した。
FreeStyle Wikiは、Webブラウザ上からコンテンツの発行や編集が行なえる「Wiki」と呼ばれるシステムの一種。FreeStyle Wikiでは、複数のWikiサイトを作成して、それぞれに対して管理者を設定できる。
発見された脆弱性は、FreeStyle Wikiの管理画面において入力を適切に取り扱わないコマンドインジェクションの問題があり、管理権限を持つユーザーが悪意ある入力を行なった場合に、任意のPerlコマンドが実行できるというもの。これにより、サーバー上のパスワードファイルや個人情報ファイルを閲覧するなどの情報漏洩が起きる可能性があるとしている。
脆弱性は最新版のバージョン3.5.9で修正されており、IPA/ISECではFreeStyle Wikiのユーザーに対してアップデートを呼びかけている。
関連情報
■URL
FreeStyle Wikiにおけるコマンドインジェクションの脆弱性(IPA/ISEC)
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2005/JVN_42435855_FreeStyleWiki.html
( 三柳英樹 )
2005/08/29 13:30
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