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ヤフーでもカード情報流出対策、店舗側でカード情報を見えない仕組みに


 ヤフーは30日、Yahoo!ショッピングおよびYahoo!オークションの店舗におけるクレジットカード情報の管理体制を強化すると発表した。店舗側で顧客のカード情報を閲覧できない仕組みなどを導入する。

 Yahoo!ショッピングおよびYahoo!オークションでは2004年7月より、カード会社との契約を結ばずにカード決済を利用できる「クレジットカード決済サービス(代表加盟店型)」を提供している。しかし、カード会社と独自契約を結ぶ一部店舗では、カード情報の閲覧が可能だった。

 今後はクレジットカード決済サービスに加えて、カード会社への認証のみを代行する「決済情報処理サービス(電文中継型)」を導入、9月から申込受付を開始する。同サービスでは、カード会社との独自契約を持つ店舗が、契約内容や条件を変更することなく利用できる。

 ヤフーでは、カード決済を利用する店舗に対して、クレジットカード会社との独自契約によるカード決済を禁止し、クレジットカード決済サービスまたは決済情報処理サービスへの移行を促す。クレジットカード決済サービスの利用料は支払額の3.6%、決済情報処理サービスについても有償となるが、価格は未定。なお、これらのサービスはネットラストが提供している。

 さらに、Yahoo!ショッピングでは9月から、店舗が注文情報を入手できる期間を注文処理完了時までに制限。一方、Yahoo!オークションでは、既にダウンロード可能期間を落札後30日に制限している。同月には、各店舗への情報セキュリティに関する小冊子を配布するほか、定期講習会などを実施する予定だ。このほか、11月にはYahoo!ショッピング向けストア管理ツールのログイン認証を強化するとともに、パスワードの有効期限を設ける。


関連情報

URL
  Yahoo!ショッピング
  http://www.yahoo.co.jp/r/sh
  Yahoo!オークション
  http://www.yahoo.co.jp/r/ac

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( 増田 覚 )
2005/08/30 20:08

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