ノルウェーのOpera Softwareは30日、ブラウザ開発10周年を記念してオンラインパーティーを開始した。中央ヨーロッパ時間の午後3時(日本時間の午後10時)から24時間にわたって開催され、その間、オンラインパーティーのサイト上で無料のライセンスキーがプレゼントされる。メールアドレスを入力するだけで入手でき、Opera 8.02にライセンスキーを入力すると上部に表示されている広告の表示を削除できる。
オンラインパーティーではそのほかにも同社のCEOやCTOとのIRCによるチャットや、従業員が作曲した音楽のダウンロードが行なえるほか、Operaの歴史を振り返るスライドショーなども閲覧できる。
Operaは1995年にノルウェーの電話会社Telenorの研究プロジェクトとして発足し、その後スピンアウトとしてブラウザ開発企業となった。現在は従業員が250人に達し、オスロ証券取引所に上場するまでになった。最近ではデスクトップブラウザだけでなく、携帯電話向けのフルブラウザを提供していることでもよく知られている。
Operaブラウザは、広告を表示する無料版と、広告を表示しない有料ライセンスが提供されている。同社のビジネスモデルの要でもあるライセンスキーを24時間にわたって無料配布することは異例のことだ。しかし1週間ほど前から、同社CEOの発言をきっかけに、Operaがビジネスモデルを大幅に変更するのではないかとの観測が取りざたされていた。10周年を記念する今回のパーティーは、その意味で同社の大きな転換点となる可能性がある。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2005/08/30/
オンラインパーティーサイト(英文)
http://my.opera.com/community/party/
ライセンスキー配布ページ(英文)
http://my.opera.com/community/party/reg.dml
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/31 12:37
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