日立東日本ソリューションズは1日、地震で室内の家具が転倒したときに危険な場所を診断する「室内危険度診断システム」を公開した。名古屋工業大学の岡田成幸教授による研究成果を同社がWeb化した。利用は無料。
利用者は、PC上で部屋の大きさを選び、トイレやキッチンを設置して間取りを作成。家具については、テレビや冷蔵庫、たんすなど26種類から選んで配置する。住人は、乳幼児、児童、成人、高齢者を配置できる。PC上で仮想の地震を発生させ、震度(4~7)に応じて室内の危険な場所を視覚的に表示する。震度に応じた安全な避難経路も表示される。
同社によると、大規模地震の負傷者の3~5割は、家具の転倒や落下物によって負傷するとしており、「室内危険度診断システムをもとに室内のレイアウトを最適化することで、想定被害を最小化できれば」という。
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家具配置後の画面
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散乱範囲計算画面
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.hitachi-to.co.jp/products/newsrelease/index2.html
室内危険度診断システム
http://www.hitachi-to.co.jp/products/sindan/
( 増田 覚 )
2005/09/01 11:41
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