クリエイティブメディアは、7月下旬に出荷されたデジタルオーディオプレーヤー「Creative Zen Neeon 5GB」(Zen Neeon)の一部にウイルス混入の恐れがある件について、9月1日までにウイルスが混入したプレーヤーを2台確認したと発表した。
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「Creative Zen Neeon 5GB」。カラーバリエーションは10種類
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今回のウイルス混入は、Zen Neeonの生産過程でワーム型ウイルス「W32.Wullik.B@mm」が混入してしまった恐れがあるというもの。発覚当初は、日本への出荷割当約3,700台のうち5%以下にウイルス混入の恐れがあるとされていた。その後、国内市場での回収が進み、9月1日時点で約2,900台のうち50台未満が該当することが判明した。なお、クリエイティブメディアではユーザーからの申し出により、9月1日現在で2台のウイルス混入事例を確認している。
原因については当初「最終パッキング作業工程の複数のオフラインテストシステム上で発生した」と述べるに止まっていたが、その後の調査により「作業指示が遵守されていない状態で使用されたUSBフラッシュメモリ」によってウイルスが混入したことがわかった。ただし、このUSBフラッシュメモリが作業スタッフ個人のものか、業務用のものだったかは明らかにしていない。
再発防止策に関しては、障害が発生したシステムの安定性を確認し、作業手順も問題なかったとした上で、「全てのスタッフに対してテストと作業手順においてコンプライアンスの強化を徹底することで、作業上認められていないデバイスの使用を排除する対策を実施した」という。また、検証のために品質監査の頻度を増やす方針だ。
クリエイティブメディアでは、9月1日からフリーダイヤル(0120-350-970)の相談窓口を設置した。受付時間は9時30分から20時まで。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12181
サポートページ
http://jp.creative.com/support/TSN/
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・ クリエイティブメディアが出荷したプレーヤー本体にウイルス混入の恐れ(2005/08/29)
( 鷹木 創 )
2005/09/01 19:16
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