楽天は6日、アフィリエイト事業大手の米LinkShareを買収し、完全子会社化すると発表した。買収総額は約4億2,500万ドル(約464億円)で、LinkShareの全発行済株式2,763万5,000株を創業者らから取得する。
LinkShareは、1996年に設立されたアフィリエイト広告事業の最大手企業で、American ExpressやDell、Apple Computerなど500社以上の顧客を抱える。2005年6月期の売上高は3,200万ドル(約35億円)。日本国内では三井物産と共同で2001年からサービスを開始し、2005年1月には三井物産との合弁会社「リンクシェア・ジャパン」を設立している。
楽天では買収の目的を海外事業を展開していくためと説明。今後はLinkShareの事業を拡大するとともに、楽天グループ独自の新規事業展開などを行ない、LinkShareを海外事業の核としていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(楽天)
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2005/0906.html
ニュースリリース(LinkShare、英文)
http://www.linkshare.com/press/rakuten.shtml
■関連記事
・ アフィリエイト事業のリンクシェア・ジャパンが三井物産から分社独立(2005/01/13)
・ 米LinkShare CEO「アフィリエイトはインフラとして改革を続ける」(2005/03/01)
( 三柳英樹 )
2005/09/06 12:16
- ページの先頭へ-
|