ルクセンブルグのSkypeは8日、インターネット版の“ダイヤルQ2”と言えるような、有料音声コンテンツサービス「Voice Services Program」を発表した。
このサービスはSkypeと米Tellme Networksが中心となって、VoxpilotおよびVoxeoと共同で開発したもので、サードパーティのコンテンツプロバイダーが有料の音声コンテンツサービスを提供できるようにする。
音声コンテンツサービスの利用者は、Skypeを使った通話により通常通りSkype Credit口座から通話料を支払う。この通話料の中から、決められた割合の料金がコンテンツプロバイダーに支払われる仕組みとなる。コンテンツプロバイダーが提供する音声サービスは審査された上で登録され、人気のあるサービスはSkypeのWebサイト上に掲載される。この審査の過程や料金体系などは9月末までに発表される予定だ。
電話を使った有料コンテンツサービスは目新しいものではないが、サービスの提供エリアはこれまで電話会社に依存する国や地域に限定されていた。こうしたサービスにSkypeを利用することで、世界中を市場規模とするコンテンツサービスを初めて提供できることになる。
Skypeではこのサービスの用途としてPCのサポートサービス、ニュースコンテンツ、占い、音声によるオークションサービス、国際宅配便の追跡情報提供サービス、自動翻訳などを見込んでいる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.skype.com/company/news/2005/skype_voiceservices.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/09/09 12:12
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