情報家電向けブラウザ「NetFront」などを手掛けるACCESSは9日、Palm OSの開発およびライセンス提供を行なっている米PalmSourceを買収すると発表した。ACCESSの100%子会社である米Apollo Merger SubをPalmSourceに吸収合併し、PalmSourceを実質的にACCESSの100%子会社化する。買収総額は約358億円。
PalmSourceは、PDA「Palm」用のOSであるPalm OSの開発・ライセンス提供を行なっているソフトウェア開発会社。Palm OSを搭載した端末の出荷台数は、現在までに3,900万台に達する。また、PalmSourceは2005年1月にChina MobileSoftを買収しており、現在LinuxベースのPalm OSの開発を進めているという。
ACCESSでは、「PalmSourceを実質的に子会社化することにより、PalmSourceが保有するユーザーインターフェイス、アプリケーション、開発者コミュニティを取り込み、携帯電話向けアプリケーションの拡充が図れると期待している」とコメント。また、China MobileSoftの開発チーム約200名は、ACCESSの中国リソースの強化と、今後のLinuxベースの開発の一端を担っていくとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.access.co.jp/press/050909.html
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( 三柳英樹 )
2005/09/09 16:11
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