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ソフトイーサが次世代VPNシステム開発、商用版は新会社を通じて販売


 ソフトイーサは16日、開発中の次世代VPNシステム「VPN 2.0(仮称)」のRelease Candidate(リリース候補)1を9月30日に公開すると発表した。この製品には「SoftEther」のブランド名が冠されていないが、6日に公開した「SoftEther VPN 2.0 Beta 4」の後継版となる。名称については正式に決定次第発表する予定だ。

 VPN 2.0 RC1では、住民基本台帳(住基)カードと連携したユーザー認証が可能になった。「VPN Client 2.0 RC1」をインストールし、スマートカードリーダを装備したクライアントPCであれば、住基カードをカードリーダに読み込ませることで、カード内に格納されている電子証明書と秘密鍵を用いてユーザー認証を行ない、VPNサーバーに接続できる。

 VPN Client 2.0 RC1は、Windows Server 2003とWindows XP/2000/Me/NT 4.0/98に対応。VPN Server 2.0 RC1についてはWindows以外に、Linuxカーネル2.4以降および2.6以降、FreeBSD 4.x/5.x、Mac OS X Darwinに対応している。

 ソフトイーサでは次世代VPNシステム「VPN 2.0」の商用版を11月30日から出荷する。あわせて同製品を販売する新会社「ソフトイーサVPN」を設立し、販売や契約の窓口業務を開始している。新会社のソフトイーサVPNはソフトイーサが50%を出資。代表取締役にはビレッジセンターの中村満代表取締役が就任する。

 なお、VPN 2.0は「SoftEther 1.0」や三菱マテリアルが開発した「SoftEther CA 1.x」とは異なったソースコードツリーで開発されており、通信の互換性なども一切ないとしている。


関連情報

URL
  VPN 2.0 RC1のニュースリリース
  http://www.softether.com/jp/news/050916a.aspx
  VPN 2.0の商用利用に関するニュースリリース
  http://www.softether.com/jp/news/050916b.aspx
  登大遊氏のMicrosoft MVP受賞に関するニュースリリース
  http://www.softether.com/jp/news/050916c.aspx

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「SoftEther VPN 2.0 Beta 4」、仮想L3スイッチやICカード対応などの新機能(2005/09/07)


( 鷹木 創 )
2005/09/16 20:54

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