顧客情報漏洩をほのめかしてNTTコミュニケーションズ(NTT Com)に金銭を要求したとして、警視庁代々木署は17日、恐喝未遂の疑いでNTT Comの業務委託先である株式会社エム・ピー・アイの加藤敏郎代表取締役社長を逮捕した。NTT Comが同日発表した。
エム・ピー・アイではこれまで、OCNや長距離電話サービスなどを含む料金の銀行口座振替代行をNTT Comから請け負っていた。NTT Comによれば、9月16日夕方にエム・ピー・アイの業務用PCを加藤容疑者が隠匿し、顧客情報漏洩をほのめかしてNTT Comを脅迫したという。
このPCには最大85万件の顧客情報が含まれている可能性があった。NTT Comでは脅迫を受け、警察当局に連絡。その後、加藤容疑者は出頭し、PCの所在も明らかになっている。NTT Comでは、顧客からの問い合わせは受けているが、20日11時ごろまでに具体的な被害は確認していない。
なお、エム・ピー・アイでは「事実が確認できていない」として動機などについてのコメントを避けた。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0009/0917.html
エム・ピー・アイ
http://www.k-mpi.co.jp/
( 鷹木 創 )
2005/09/20 12:50
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