米Microsoftは20日、同社の組織を新たに設置する3つの事業部に再編成し、それぞれの事業部でプレジデントを任命したと発表した。ソフトウェア戦略およびサービス戦略における意志決定の強化とスピード化を図る。
まず、「Microsoft Platform Products & Services Division」は、「Windows Client」「Server and Tools」「MSN」で構成される。率いるのはケビン・ジョンソン氏とジム・オールチン氏の2人で、オールチン氏はWindows Vista正式版のリリース後、2006年終わりにMicrosoftを退職する予定だ。
「Microsoft Business Division」は、「Information Worker」と「Microsoft Business Solutions(MBS)」の2部門で構成され、ジェフ・レイクス氏がプレジデントを務める。「Microsoft Entertainment & Devices Division」は、現在の「Home and Entertainment Division」と「Mobile and Embedded Devices Division」を統合した事業部で、プレジデントはロビー・バック氏。
さらにCTOのレイ・オジー氏が現在の職務権限を拡大し、ソフトウェアベースのサービス戦略と実行という観点から3事業部を支援するという。
Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは、今回の組織再編について「今後18カ月の間に、これらの3分野における技術革新を背景にして驚くほどの製品が投入される。人個人およびあらゆる規模の組織がその力を最大限に発揮するのを手助けする我々の能力は、今までになく高まる」などとコメントしている。
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ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2408
( 永沢 茂 )
2005/09/21 17:04
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