米Microsoftが、同社の重要戦略の一部と位置付けている有料リスティング広告についに参入する。26日、MSN Information Services & Merchant Platform部門が提供する「MSN adCenter」をフランスとシンガポールにおいて開始することが正式に発表された。両国ではすでにパイロットプログラムが行なわれてきており、米国内でもadCenterのテストを10月に始める予定だ。
MSN adCenterでは、強力なキャンペーン管理ツールによって広告主がより効果的なキャンペーンを展開できるように支援するという。キーワード選択の際にはリーチしたいオーディエンスの地域、性別、年齢層、表示する時間帯、曜日などについて考慮できる。そのほかにも予算内に広告キャンペーンを抑えられるよう費用を概算する機能やキャンペーンの成果を見極めるためのレポート機能なども提供する。
MSN adCenterのテストに参加した米DoubleClickの一部門であるSearch for Performics IncのStuart Larkins副社長は、「adCenterは、MSNで検索を行なうタイプの人々について理解するためのツールを与えてくれる。そのため、我々の有料リスティング広告キャンペーンに対して一層の柔軟性と管理能力を与えてくれる」との印象を述べている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/sep05/09-26PdSearchSvcPR.mspx
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・ 米Microsoft、独自の広告プラットフォーム「MSN adCenter」を発表(2005/03/17)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/09/27 11:59
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