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総務省、離島と本土を18GHz無線でネットワーク接続する実証実験


 総務省は、離島などの条件不利地域向けに18GHz帯の無線システムを利用したネットワークシステム構築の実証実験を10月11日より開始する。

 今回の実証実験は、伝送速度が100Mbpsと25Mbpsの2種類の18GHz帯無線システムを利用し離島と本土の地域公共ネットワークを接続、合わせて島内の一部に5GHz帯による無線LANシステムを構築し一般住宅へのアクセス回線を確保するというもの。防災や遠隔健診など地域サービスの提供を通じて、気象によるネットワークへの影響や、対策手法の有効性を検証する。また、当該実験システムを事業化するためガイドラインについても合わせて検討するとしている。

 実証実験は、10月11日から3カ月を越える期間をかけて鹿児島県薩摩川内市の甑島にて実施する。甑島は、年間降水量が平年で2356.8mmとなる強雨地域で、18GHz帯無線システムでの降雨による不稼働状況の把握や、伝送速度別の回線不稼働率の比較を行なう。なお、実証実験は日本コムシスが請け負う。


関連情報

URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051003_2.html

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( 大久保有規彦 )
2005/10/03 17:42

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