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米Microsoft、企業向け統合セキュリティ製品「Client Protection」開発中


 米MicrosoftのSteve Ballmer CEOは6日、同社の全般的なセキュリティ戦略を発表した中で、企業向けの新しいセキュリティ製品「Microsoft Client Protection」を開発中であることを明らかにした。

 Client Protectionは、スパイウェアやルートキット、ウイルス、他の伝統的な攻撃手法にも対応する統合セキュリティ製品だ。さまざまな脅威に対してセキュリティソフトを別々に利用するのではなく、統合されたソリューションを求める企業側の要望により開発が進められているという。1つのインターフェイス画面によってコントロールでき、さまざまなセキュリティ上の脅威に関して優先順位を付けてアラートや報告を行なう。さらにActive DirectoryなどMicrosoftの既存ITインフラと統合できるため、企業内に配備する時間やコストを削減できるとしている。

 同製品は現在開発途中にあり、2005年中に初期ベータ版を一部の顧客に配布する計画だ。ライセンス価格などの詳細は今後発表される。

 このほか、「Microsoft Antigen for Exchange」を計画していることも明らかになった。これは、Microsoftが買収したSybari Softwareのウイルス対策・スパム対策セキュリティ技術に基づくもので、メッセージサーバーやコラボレーションサーバーで利用されるものだ。これまでのウイルス対策エンジンに加えてMicrosoft独自のウイルススキャンエンジンが搭載されるが、Sybariの既存の顧客に対しては無償で提供される。ベータ版を2006年上半期に顧客に配布する計画だ。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2433
  製品概要(英文)
  http://www.microsoft.com/athome/security/spyware/software/enterprise/default.mspx

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米Microsoft、サーバー用ウイルス対策ベンダーの米Sybariを買収へ(2005/02/09)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/07 11:56

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