米Symantecは6日、プレイステーション・ポータブル(PSP)のシステムを標的とした悪質なソフトウェア「Trojan.PSPBrick」を警告した。危険度は5段階中で最も低い“1”となっており、感染例は確認されていないという。
Trojan.PSPBrickは、PSP上でユーザーが作成したプログラムを実行可能にする「ハックツール」であると偽ったプログラム。実際には、このプログラムをPSPにインストールすると、PSPの動作に必要な4つのファイルが削除され、PSPが起動しなくなってしまうという。
シマンテックでは、このような従来は標的にされなかったデバイスを標的とする脅威の出現を以前から予測していたが、今後はさらにこうした脅威の出現が予想されるとしている。また、シマンテックの専門家は引き続きTrojan.PSPBrickを分析するとともに、詳細がわかり次第情報を提供する予定だとしている。
関連情報
■URL
Trojan.PSPBrickに関する情報(英文)
http://securityresponse.symantec.com/avcenter/venc/data/trojan.pspbrick.html
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( 三柳英樹 )
2005/10/07 14:08
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