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ヤフー、携帯電話における“コンテンツポータビリティ”を実現へ |
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コンテンツ流通プラットフォーム「Yahoo!コンテンツストア」オープン
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ヤフーは13日、デジタルコンテンツの流通プラットフォームとなるサイト「Yahoo!コンテンツストア」をオープンした。当初は携帯電話向けに59社120コンテンツを用意しており、Yahoo! IDを登録すればコンテンツを購入できる。ヤフーではYahoo! IDで購入履歴などを管理することで、ユーザーが携帯電話事業者を乗り換えてもそのまま継続してコンテンツを利用できる“コンテンツポータビリティ”の実現を狙うという。 ● 配信コンテンツは3キャリア対応を強く推奨
Yahoo!コンテンツストアでは、コンテンツプロバイダーに対して「Yahoo!ウォレット」による決済機能と、Yahoo! IDを利用したシングルサインオンによる認証機能を提供する。開始当初は、インデックスやサイバード、タイトー、ナムコ、バンダイネットワークス、ビットウェイ、毎日新聞社、読売新聞東京本社などのコンテンツプロバイダー59社が揃った。着メロ・着うた、電子書籍など120の携帯電話向けコンテンツを配信するほか、将来的には、PCやカーナビ、PDA向けコンテンツも提供する。PC向けに関しては2006年中にも開始する予定だ。 13日12時にオープンしたYahoo!コンテンツストアはYahoo! IDがあれば利用可能だ。配信されるコンテンツは現在のところ、Yahoo!コンテンツストアオリジナルのコンテンツはなく、既存の携帯電話コンテンツがメイン。月額課金や買い切り課金などで提供されており、価格帯も210円から315円が中心だ。複数キャリア対応のコンテンツであれば、携帯電話事業者を変更しても継続して利用できる。ヤフーでは、各コンテンツプロバイダーに対してNTTドコモ、au、ボーダフォンの3キャリア対応を強く推奨しているという。
● 10億PVの勝手サイトだからこそ「自由度の高い料金体系を組める」
月間アクセスが10億ページビューに達するというYahoo!モバイルは公式サイトではなく、いわゆる“勝手サイト”だ。こうした勝手サイトが料金回収代行を行なうことは稀だが、自前の流通プラットフォームのため「自由度の高い料金体系を組める」などの利点もある。例えば、500円以上の高額課金も可能なほか、現在各通信事業者の公式サイトからダウンロードしたコンテンツを機種変更後の端末に移行させるようなことも「コンテンツプロバイダーや通信事業者との調整が必要になるが、システム的には対応できる」という。 これまで通信事業者が行なっていたコンテンツプロバイダーに対する「審査」については、「各通信事業者のガイドラインと同様にヤフーでも広告掲載のガイドラインなどを持っており、それらを参考にした審査のガイドラインを利用している」とコメント。手数料については明言を避けたものの「一律の手数料だが、通信事業者と比較して安くはない」と述べた。 ヤフーの井上雅博代表取締役社長は「2000年6月からYahoo!モバイルをオープンしており、もともと携帯電話によるインターネットの利用には注目していた。ユーザーの利便性に重きを置き、PC向けサイトだけでなく携帯電話向けサイトでも1番を目指す」と豊富を語った。
関連情報 ■URL Yahoo!コンテンツストア http://contentstore.yahoo.co.jp/ Yahoo!コンテンツストア（携帯電話向け） http://contentstore.mobile.yahoo.co.jp/
（ 鷹木 創 ）
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