米国在住のインターネットユーザーの半数強がストリーミングビデオの視聴経験があることが、調査会社comScore Media Metrixの最新調査結果によって明らかになった。
2005年6月の調査では、米国のインターネット利用人口の56%に当たる9,400万人がストリーミングビデオを視聴した経験があるという。2005年3月から6月までの3カ月間に、こうした消費者が視聴したストリーミングビデオの合計時間は平均73分に及んだ。
細かく見ていくと、ストリーミングビデオの視聴者は男性に多く、その割合は61%。平均視聴時間は性別であまり変わらず、男性が72.4分、助成が70.6分だった。しかし特徴的なこととして、他のメディアでのリーチが難しかった18歳から34歳の男性セグメントで視聴時間が多く、84分だった。視聴時間帯にはあまり違いはなく、最も多かったのは昼間の午前10時から午後4時半までで1番組当たり18ストリーム、次いで深夜の午前1時から午前7時の17ストリーム、最後に午後11時から午前1時の15ストリームとなっている。
調査結果についてcomScore Media MetrixのPeter Daboll社長兼CEOは「この調査は、ストリーミングビデオが今や幅広い消費者層においてWeb体験の一部となっていることを実証している。この技術はWeb広告を変化させつつあり、ブランドと消費者の間により豊富でより感情的結び付きを強化することが可能になってきた」とコメントしている。
なお、この調査結果は同社が開発した「comScore Media Metrix Online Video Ratings」サービスによるもので、同社がインターネットストリーミングコンテンツの調査結果を公に発表するのはこれが初めてのことだという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=630
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/14 13:17
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