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総務省の電気通信の競争評価、IP電話の利用は約830万件に


 総務省は14日、電気通信事業分野の競争状況に関するデータを公表した。データによると、2005年3月末でのDSL契約数は1,367万6,000件、FTTH契約数は289万6,900件だという。

 DSL契約者数については、全国で1,367万6,000件、東日本地域で733万5,000件、西日本地域で634万1,000件。事業者別のシェアでは、全国でソフトバンクBBが34.9%、NTT東日本が20.7%、NTT西日本が17.4%、イー・アクセスが13.3%、アッカ・ネットワークスが9.4%、その他が4.3%で、ソフトバンクBBとNTT東西が、DSLのシェアの73%を占めている。


DSL契約数 DSL契約数の事業者別シェア

 FTTH契約者数は289万6,900件。戸建ておよび法人向けサービスでの事業者別のシェアは、NTT西日本が37.6%、NTT東日本が37%、電力系事業者が22.3%、USENが1.6%、その他が1.4%となった。また、集合住宅向けサービスの事業者別のシェアは、NTT東日本が22.1%、USENが20.3%、NTT西日本が12.9%、電力系事業者が8.8%、Fiber-Bitが6.4%、その他が29.5%となった。


FTTH契約数

FTTH(戸建て+ビジネス)契約数の事業者別シェア FTTH(集合住宅向け)契約数の事業者別シェア

 このほかIP電話の利用番号数が公表され、2005年3月末でのIP電話利用番号数は830万5,000件となった。なお、IP電話利用番号数は「050番号」および「0AB~J番号」の利用番号数の合計で、2004年9月の場合では702万4,000件の利用番号数のうち「0AB~J番号」は8万1,000件(0.1%)にとどまっているという。

 また、「050番号」のみを対象としたIP電話番号指定状況は2005年9月末で1,874万件。事業者別のシェアは、ソフトバンクBBが813万件(43.4%)、NTTコミュニケーションズが459万件(24.5%)、KDDIが252万件(13.4%)、ぷららネットワークスが126万件(6.7%)、フュージョン・コミュニケーションズが65万件(3.5%)、日本テレコムが37万件(2.0%)、NTT-MEが30万件(1.6%)、その他が92万件(4.9%)となった。


IP電話の利用番号数 IP電話の番号指定状況

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051014_4.html

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総務省の2004年度競争状況評価、ADSLの構成比が低下でFTTHが上昇(2005/07/22)


( 大久保有規彦 )
2005/10/14 18:11

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