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セキュリティ修正「MS05-051」の適用後に、一部環境で不具合


 米Microsoftは14日、12日に公開したセキュリティ修正プログラムのうち、「MS05-051」を適用した場合に、一部の環境で不具合が発生する可能性がある問題と、その解決方法を公表した。

 MS05-051は、マイクロソフトのDistributed Transaction Coordinator(MSDTC)とCOM+の脆弱性を修正する。Windows XP/2000およびWindows Server 2003が影響を受け、悪用されると外部から任意のコードが実行される可能性があるほか、ローカルでの権限が昇格される恐れがある。

 MS05-051の適用後に不具合が発見されたのは、COMカタログファイルが含まれるフォルダ(標準では「C:\Windows\registration」)のアクセス権限を、デフォルトの状態から変更している場合。この場合に、WindowsインストーラサービスやWindowsファイアウォールが起動しなかったり、ネットワーク接続フォルダが空になるといった不具合が起こる可能性があるという。

 解決方法は、前述のフォルダのアクセス権限をデフォルト状態に戻すこととされている。デフォルトの設定では、管理者(Administrators)とシステム(System)が「フルコントロール」、全員(Everyone)が「読み取り」のみとなっている。


関連情報

URL
  マイクロソフト技術情報(KB909444)
  http://support.microsoft.com/kb/909444

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( 三柳英樹 )
2005/10/17 17:22

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