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au、文字や画像、音声サービスをまとめて使える「Hello Messenger」


Hello Messenger

チャット風のインターフェイス
 KDDI、沖縄セルラーは、テキストや画像の送受信に対応し、トランシーバーのように音声通話が行なえる新サービス「Hello Messenger」を11月下旬に開始する。

 「Hello Messenger」は、最大5人のメンバーと、チャット風にテキストや画像を送受信できる機能に加え、トランシーバーのように音声通話が行なえる「Push to Talk」(PTT)も利用できるコミュニケーションサービス。24日に発表された「W33SA」「W32T」「A5515K」に対応し、今後発表される端末では基本的に標準機能となる予定。

 若い世代で定着しているメール文化を狙った、チャット風のコミュニケーションツールとなり、NTTドコモが発表した「プッシュトーク」のようにPTTサービスも利用可能だが、音声、文字、写真の3つを組み合わせて利用できるのが特長となる。BREWベースのアプリとなるが、アプリメニューには登録されない。音声機能は標準的なPTTの仕様で、テキストや画像のやりとりはSIPベースとなる。

 サービスプラットフォームは、mountain mountainの山下浩平氏がデザインしたもので、mountain mountainがサービス全体のプロデュースを担当。ヤギのキャラクターをメインに12のキャラクターが用意されており、ユーザーは自分のキャラクターを選んで、テキスト、携帯のカメラで撮影した画像、音声通話(PTT)を同一プラットフォーム上で楽しめる。キャラクターの背景画像も4種類から選択可能となるが、背景画像やキャラクターデータを追加することは現状ではできない仕組みだという。

 利用する場合は、Hello Messengerの画面から、アドレス帳に登録されているユーザーを呼び出して「お誘い」する。誘われた相手側がサービスに対応していると、相手側のアプリが起動し、参加可否が問われる。参加するとチャット風の画面に参加者のキャラクターが表示され、参加を拒否した場合は、「切断されました」とアナウンスされる。なお、相手側がサービスに対応しているかどうか、現状では誘った側には判別できない。また、相手側のプレゼンスなどは確認できない。

 テキストの入力は通常のメールと同じように行なえ、送信したコメントは、チャット風の画面に表示される。PTTの音声通話を行なう場合は、発話ボタンを押しながら話せば相手側に音声が届けられる。相手がテキストメッセージなどを入力中であっても音声は送信され、設定によって音声通話をOFFにしたり、端末スピーカーから音を出さないようにもできる。テキスト・画像ともに1分間通信が行なわれなければ自動的に切断される。


「お誘い」連絡が届くと、対応端末では自動的にアプリが起動し、参加可否選択画面となる アドレス帳やグループ登録しているユーザーを誘える。「ハローランキング」では、頻繁にコミュニケーションをとっている相手を簡単に呼び出せる

参加が許可されるとコミュニケーション開始 撮影した画像はサムネイル表示で反映される

ログ画面

 また、アプリ上からカメラも起動可能で、QVGA(240×320ドット)サイズかQQVGA(120×160ドット)の画像をその場で撮影して送信できる。送信された画像はチャット画面上にサムネイル表示される。

 なお、メッセージのやりとりはアプリ内のログファイルに保存される。画像もログファイルに一時的に保存されるが、データフォルダに移すことも可能となっている。このほか、参加可否なしで自動応答することも可能となる。

 音声通話を行なった場合の利用料は2秒で1.05円(税別1円)。ただし、2006年4月30日まではキャンペーン料金が適用され、20秒で1.05円となる。発話ボタンを押している間のみ課金され、受け手は課金されない。また、各料金プランの無料通話分を充当できる。

 テキストおよび画像のやりとりを行なった場合は、通常のメールやEZwebを利用した際と同じパケット通信料金が発生する。CDMA 1X WIN端末のパケット定額サービスも適用される。

 なお、KDDIのau商品企画部 モバイルサービス部長の重野卓氏によれば、今後他社が同じようなサービスを提供してきた場合でも「技術的には標準的な仕様となるため相互接続が可能ではないか」とのこと。同氏はこのほかドコモの「プッシュトーク」が音声定額プランを用意していることに言及し、「定額については議論した。新サービスとなるため、最初からずっと使っていただけるサービスではない。逆に定額は使いにくいと判断した。最初のうちは定額よりも安い料金で提供し、定額制は今後、検討していく」とした。


12種類のキャラクターが用意される 4種類から背景画像が選択できる 画像選択後のプレビュー画面

設定画面 画像受信の拒否設定も行なえる アプリには利用方法の案内も

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/1024/
  関連記事:au、「Hello Messenger」対応の新モデル3機種[ケータイWatch]
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/26217.html

関連記事
NTTドコモ、トランシーバー風の通話サービス「プッシュトーク」(2005/10/19)


( 津田啓夢 )
2005/10/24 18:21

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