地元ラジオ局のWebサイトを利用している人の多くが、そのラジオ局のストリーミング放送を聴取したり、Podcastingをダウンロードしていることが、デジタルコンテンツに関するマーケティング企業のMediaSpanによる最新調査によってわかった。
調査によると、米国の地元ラジオ局が開設しているWebサイトの利用者のうち50%が毎月1度はそのラジオ局のストリーミング放送を聴取し、さらに11%がそのラジオ局のPodcastingをダウンロードしていた。
特にPodcastingのダウンロード傾向について調べてみると、トーク形式のものに最も人気が集まった。スポーツに関するトーク番組のWebサイトの利用者のうち24%が毎週Podcastingをダウンロードしており、ニュースに関するトーク番組では22%が毎週ダウンロードしていた。
こうした傾向について、MediaSpanのチーフマーケティングオフィサーであるMark Zagorski氏は「ストリーミング放送により、ラジオ局と広告主には、コンシューマロイヤルティーを獲得するための巨大な機会が存在している。半数(44%)の人が、質の高いストリーミングサービスが提供されていたら地元ラジオ局サイトを訪問すると回答している。これは、地元ラジオ局にとって自分たちのブランドを拡張し、ストリーミングポータルによってインターネットから侵食されるのを防ぐための大きな機会となるだろう」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mediaspangroup.com/pr051024.htm
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/25 12:33
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