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サイボウズ、Webグループメールシステムの最新版「メールワイズ3」 |
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メールワイズは、企業宛のメールを一元管理・共有できる製品。例えば顧客サポート窓口に寄せられたメールについて、どの社員が対応中か、あるいは対応済みかなどの処理状況や、顧客ごとの対応履歴などをブラウザ上で一元的に確認できる。条件を設定して顧客を絞り込みメールを一斉配信する機能や、履歴データのグラフ集計機能も備える。 新バージョンのメールワイズ3では、例えば顧客サポートや営業、人事などの複数業務を1つのメールワイズで管理できる「システム追加」機能を搭載した。従来は、1つのメールワイズでは1つの業務のメールしか管理できなかったため、企業内で複数業務に導入する場合、個別にメールワイズを購入・管理しなければならなかったという。さらに、部署や業務ごとにメール管理画面（メールアプリケーション）を分けることができる「メールアプリケーション追加」機能も搭載した。メールアプリケーションは最大5個まで追加できる。さらに、共有できるメールアカウントが従来の10件から最大50件に拡大した。これらの新機能により、複数の業務にまたがる顧客情報やメールの履歴情報などを一元管理し、社内での情報共有が効率化できるとしている。なお、閲覧権やアクセス権は、システムあるいはメールアプリケーションごとに設定できるよう機能を強化した。 このほかメールワイズ3では、80カ所以上の改善を図ったという。まず、メール送受信数の上限目安（10万件）を超えた分について「過去データ退避」機能を搭載した。過去データへの書き込み権限を無くして閲覧用データとして同じサーバー内に退避させることで、容量を減らすとともに負荷を軽減する。過去データの検索や閲覧は可能だ。また、指定した期間を過ぎた未対応メールを警告するアラート機能、メール本文から顧客情報をデータベースに抽出する機能、あいまい検索機能なども追加している。 メールワイズ3はPOPクライアントとして動作するため、社内メールサーバーやメールホスティングサービスなどで設定している既存メールアカウントのメールの処理が可能だ。サーバー側がWindows Server 2003、Windows XP Professional/2000 Server/2000 Professional/NT Server 4.0/NT Workstation 4.0、 Linux（glibc 2.1/2.2/2.3）に対応、クライアント側ブラウザがWindowsではInternet Explorer 5.01/5.5/6.0とNetscape 4.7x/7.0x/7.1、MacintoshではInternet Explorer 5.xとNetscape 4.7x/7.0x/7.1に対応する。 価格は、3ユーザー版が102,900円、5ユーザー版が155,400円、10ユーザー版が260,400円、15ユーザー版が365,400円、30ユーザー版が522,900円、50ユーザー版が732,900円、無制限版が1,029,000円。少数ユーザーライセンスの3ユーザー版と5ユーザー版では旧バージョンと比べて約50％値下げしており、ショッピングモールに出店する規模の小さい企業などでも導入しやすくしたという。なお、現行バージョンの利用者は無償でバージョンアップ可能だ。新機能のシステム追加の価格は1システムあたり105,000円。 メールワイズ3は、サイボウズのサイトからダウンロードでき、無償で60日間の試用が可能。販売は、従来からの同社サイトにおけるライセンスのオンライン販売に加えて、オフィシャルパートナー12社を通じた販売も開始する。 関連情報 ■URL 製品概要 http://crm.cybozu.co.jp/ ■関連記事 ・ Webグループメールの新製品「サイボウズメールワイズ ver.2.0」発売（2004/07/26）
（ 永沢 茂 ）
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