米eBayは10日、eBayで行なわれているオークション取引を詳細に分析するための新サービス「eBay Marketplace Research」を開始すると発表した。このサービスを使用するとこれまでeBayのオークション市場で行なわれた取引のデータを分析でき、より効率的に出品、入札、落札を行なえるようになる。
例えば、最も簡単な使用例としては、ある商品について平均売却価格を確認することによって、その商品の落札価格を予測できる。また、出品予定の商品について、過去にいくつ、どの時期に出品され、それぞれいくらで落札されたかなどを確認して適切な出品時期を見極めることが可能だ。さらに、より高く売却するためにチャートやグラフを使って分析し、それによって落札傾向もわかるという。このほかにもeBayで検索される単語を調べて、どのようなものを出品すれば売れるかを分析できる。
eBayでは、同社による顧客調査で、eBayの熱心な利用者のうち70%が「より多くの市場データがあればより多くの売上が期待できる」と考えていることが分かったことでこのサービスを開始したという。eBay Marketplace Researchは会員制のサービスで、2日間のみの利用に制限された「Fast Pass」が2.99ドルのほか、月額9.99の「Basic」、月額24.99ドルの「Pro」を用意。Fast PassとBasicは過去60日間、Proは過去90日間の市場データにアクセスできる。
関連情報
■URL
eBay Marketplace Research(英文)
http://pages.ebay.com/marketplace_research/
米eBayのアナウンスメント(英文)
http://www2.ebay.com/aw/core/200511091741042.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/11 12:15
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