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サイボウズのWebサイトに不正アクセス、「rootkit」を用いた形跡


 サイボウズは11日、同社サイトに不正アクセスがあったと発表した。不正アクセスは10日18時すぎに確認され、サイトを一時的に閉鎖。翌11日7時50分頃には新しいサーバーを設置し、11時30分頃に復旧している。なお、不正アクセスによる情報流出やサイトの改竄、ウイルスの配布などは、現在のところ確認されていない。

 不正アクセスが確認されたのは、サイボウズの「 http://cybozu.co.jp/ 」のサイト。サイボウズによれば不正アクセスを受けたのは同社で運用していたLinuxサーバーで、被害を確認したのち、セキュリティ対策ベンダーのラックに調査を依頼した。現在までに、ハッカーがリモートのコンピュータに侵入した後に利用するソフトをまとめた「rootkit」が利用されていたことが明らかになった。

 不正アクセスの手口は不明だが、静岡新聞社の情報サイト「アットエス」やスターツ出版の女性向けサイト「OZmall」などでの不正アクセス事件で用いられた「SQLインジェクション」による攻撃ではないという。なお、サイボウズではASPによるサービスも提供しているが、今回の不正アクセスの影響はなかったとしている。


関連情報

URL
  弊社サイトへのアクセス障害について(サイボウズ)
  http://cybozu.co.jp/oshirase/20051111.html

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( 鷹木 創 )
2005/11/11 17:12

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