デンマークのSecuniaは16日、Internet Explorer(IE)とOperaにステータスバーを偽装できる脆弱性を発見したと報告した。Secuniaではこの脆弱性の危険度について、5段階中で最も低い“Not critical”と判定している。
Secuniaによれば、この脆弱性は実際のリンク先とは異なるURLをWebブラウザ下部のステータスバーに表示できるもので、FORMタグやスクリプトを用いず通常のHTMLファイルだけで実現できるのが特徴となっている。
脆弱性は、最新版のIE 6.02およびOpera 8.5で確認され、現時点では修正プログラムなどは提供されていない。Secuniaではこの脆弱性の対策としては、信頼できないサイトではリンクをクリックしないこととしている。
関連情報
■URL
Internet Explorerについての脆弱性情報(Secunia、英文)
http://secunia.com/advisories/17565/
Operaについての脆弱性情報(Secunia、英文)
http://secunia.com/advisories/17571/
( 三柳英樹 )
2005/11/17 18:39
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