NTTコミュニケーションズが運営するOCNは、携帯電話のメールを利用するユーザー宛の迷惑メール対策として「Outbound Port25 Blocking」を12月上旬より地域別に順次導入する。あわせて、メール送信者認証機能とメール投稿ポートを11月18日より設置する。
OCNが実施するOutbound Port25 Blockingでは、動的IPアドレスを付与されたユーザーが、OCNのメールサーバーを経由せずにSMTPの25番ポートを利用して、携帯電話宛のメールを送信する際のトラフィックを遮断する。対象となるのは、NTTドコモ、au、ボーダフォン、ツーカー宛のメールで、今後はメールの規制範囲拡大も検討するという。
あわせて11月18日からは、Outbound Port25 Blockingを実施しているプロバイダーからOCNのメールサーバーを経由してメールを送信できるよう、メールの送信者を認証する「SMTP-AUTH」と、TCPの587番を開放して投稿ポートして利用する「Submission Port」を設置する。
OCNでは今後も、DomainKeysやSPFの導入のほか、迷惑メール事業者やウイルス感染者から送られる大量のメールをメールボックスに到着する前にブロックする仕組みの導入を検討していくという。加えて、ユーザー設定に基づいて迷惑メールを隔離または破棄するサービスなどの提供も予定し、迷惑メール対策を進めていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0011/1118.html
関連記事:Outbound Port25 Blockingとは[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/bbword/8671.html
関連記事:強化されつつあるプロバイダーのセキュリティ対策サービス Outbound Port 25 Blockingを検証する[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/11068.html
■関連記事
・ @nifty、PC宛メールも含め「Outbound Port25 Blocking」を全面的に適用(2005/10/24)
( 村松健至 )
2005/11/18 17:06
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