ノルウェーのOpera Softwareは22日、「Opera 8.51」をリリースしたと発表した。Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSD、Solarisに対応しており、脆弱性の修正と安定性の向上が図られている。
Opera 8.51ではまず、Flash Playerに含まれる脆弱性を修正。それに伴って付属するMacromedia Flashのバージョンが「7r61」となった。
さらにLinux、FreeBSD、Solaris版では、「openURL」構文で他のアプリケーションから渡されるURLに含まれるコマンドを実行できてしまう脆弱性が修正されているため、特にアップグレードが推奨されている。
安定性の面では、日本語のMac OS X上でJavaが含まれるページを開くとクラッシュする問題が修正された。また、Windows版でAcrobat Reader 7.0.5プラグイン利用時に不安定になる問題が修正されている。
そのほかの改良点としては、検索オプションで「Answers.com」が利用できるようになったことが挙げられる。Opera 8.51はOpera 8.50と言語ファイルが互換であり、現ユーザーはアップグレード後もそのまま日本語で利用できる。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/announcements/en/2005/11/22/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/24 12:18
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