日興アイ・アールは28日、3,789社を対象にした「2005年度全上場企業ホームページ実態調査」の調査結果を発表した。ホームページの総合ランキングでは東芝が1位に選ばれた。調査結果の一部は同社サイトにて無料で閲覧できるほか、A4約40枚の調査レポートを1部5万円で提供している。
調査は7月下旬から11月上旬にかけて、2005年末までの上場企業3,789社を対象に実施された。投資家が企業を理解する上で必要な情報が完備されているかどうかが調査のコンセプトだが、IRページだけでなくホームページ全体を対象にしている。評価項目は「わかりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3カテゴリで合計95項目。例えば、使いやすさとして「社名検索でGoogle(検索エンジン)の検索結果に表示される」「入力フォームがあった場合、セキュリティ(SSLなど)が有効になっている」などの項目ごとに調査した。
調査結果は偏差値によるポイントで算出し、総合ランキングで東芝が1位(総合ポイント79.2)に選出された。2位以下にはTDK(同73.3)、ベネッセコーポレーション(同72.6)、NTTドコモ(同72.3)、東京ガス(同72.2)と続いた。IT関連の企業ではこのほか、松下電器産業(同72.0)やNTT(同71.1)、KDDI(同71.1)、ソフトバンク(同69.1)などが上位につけている。
日興アイ・アールによる全上場企業ホームページ実態調査は2005年度で3回目。株式時価総額が1兆円を超える企業の46%が企業説明会のインターネット配信を行なうなど、「株式時価総額が大きいほど、説明会資料の掲載やインターネット配信によるIR情報の開示に積極的だ」と分析している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nikkoir.co.jp/rank/about_2005HPresearch.html
( 鷹木 創 )
2005/11/28 17:41
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