米SANS Instituteは29日、マイクロソフトが11月9日に公表した「MS05-053」の脆弱性を悪用する画像が公開されていることを確認したとして、警告を発した。
MS05-053は、Windows XP/2000およびWindows Server 2003において、画像ファイルの描画処理の部分に脆弱性があり、悪意のある画像を表示させた場合にWindowsが予期しない動作を起こすというもの。Internet Explorerなどで悪意のある画像ファイルを表示させようとしただけでも影響を受け、最悪の場合には任意のコードを実行される危険がある。
今回確認された画像ファイルは、Internet Explorerでその画像ファイルを読み込むとCPU使用率が100%になり、マシンが操作不能に陥るというもの。MS05-053を適用していれば、この問題を回避できる。
関連情報
■URL
脆弱性情報(SANS Institute、英文)
http://isc.sans.org/diary.php?storyid=902
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( 三柳英樹 )
2005/11/30 14:50
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