マカフィーは2日、2005年11月度のウイルス検知状況を発表した。ファイルのダウンロードを実行するJavaスクリプトの「JS/Wonka」が、検知企業数およびマシン数ベースでワースト1だった。
11月度の検知企業数におけるワースト1位は、10月に引き続き「JS/Wonka」(631社)で、インターネット上の特定サイトから送り込まれている可能性が高いという。2位は「W32/Netsky.p@mm」の412社。3位以下は「Exploit-MhtRedir.gen」(353社)、「W32/Bagle.gen」(334社)、「Exploit-ByteVerify」(332社)と僅差で続く。マシン数ベースでも1位はJS/Wonkaで869件、2位はExploit-MhtRedir.genで571件だった。また、マイクロソフトの月例セキュリティ更新プログラム「MS05-051」が修正する脆弱性を突く攻撃が懸念されるという。
スパイウェア調査では、検知企業数・マシン数ともに1位と2位が同じ結果になった。1位は広告をダウンロードして表示するアドウェア「Adware-GAIN」(企業数137社、マシン数297件)、2位は「Exploit-MIME.gen.c」(同91社、同169件)となった。マカフィーによれば、「Adware-GAIN」は他のアプリケーションと同時にインストールされるとしている。
関連情報
■URL
マカフィー
http://www.mcafee.com/japan/
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( 増田 覚 )
2005/12/02 18:45
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