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新製品のスパイウェア検索機能により被害報告が急増~トレンドマイクロ調査


 トレンドマイクロは2日、2005年11月度の「ウイルス感染被害レポート」を発表した。被害報告件数は8,065件で、10月の5,115件から大幅に増加した。

 先月に引き続き、スパイウェア「SPYW_GATOR」の339件が報告件数として最も多く、アドウェア「ADW_SHOPNAV」の104件、トロイの木馬型ウイルス「TROJ_ISTBAR」の102件と続く。報告件数が大幅に増加した点についてトレンドマイクロは、新製品の「ウイルスバスター2006 インターネット セキュリティ」では初期設定からスパイウェアのリアルタイム検索機能を使用するようになったため、以前からPCに潜んでいたスパイウェアが改めて検出されたことを示しているとしている。

 11月には「WORM_SOBER.AG」「WORM_MYTOB.MX」の2件のウイルスについてイエローアラートで警告したが、日本での被害報告はどちらも十数件と大規模な流行に至らずに済んだという。また、米Sony BMGのCDに含まれていたコピー防止ソフト「XCP」の機能を悪用した不正プログラムが確認されており、トレンドマイクロでは悪用された場合の危機回避のためにオリジナルのプログラムも「RTKT_XCP.A」という検出名で対応したとしている。


関連情報

URL
  2005年11月度のウイルス感染被害レポート
  http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2005/mvr051202.htm


( 三柳英樹 )
2005/12/02 19:50

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