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マイクロソフト、ネットカフェなどの共有PC向け管理ツールを発表


「Shared Computer Toolkit for Windows XP」の画面
 マイクロソフトは5日、学校やネットカフェなどで複数ユーザーに利用されることを想定したPCに対する管理ツール「Shared Computer Toolkit for Windows XP」を提供すると発表した。12月15日に公開予定で、Webで無償ダウンロード提供するほか、CD-ROMによる実費(1,050円、送料込み)での提供も予定している。対応OSはWindows XP SP2(Home、Professional、Tabletの各エディションに対応)。

 Shared Computer Toolkit for Windows XPは、使用できるアプリケーションの制限機能や、ハードディスクの変更内容を設定時の状態に戻す「Windowsディスク保護ツール」などを備えたツールキット。Windows XPにインストールして利用する形となり、ユーザーに対する各種の制限を容易に設定できるツールが用意される。

 インストール時には、ディスク保護機能のためにハードディスクに1GB以上の未割り当て領域が必要となる。ディスク保護機能が設定されたドライブは、ユーザーがログアウトすると変更内容がクリアされ、元の状態に戻る。設定により、変更内容を元の状態に戻さないドライブの指定も可能。また、Windows Updateやウイルス対策ソフトのパターンファイルなどについては、適用前の状態に戻らないように設定される。

 作成したユーザープロファイルはエクスポートが可能で、複数台のPCに対して同じ設定が容易に行なえる。Shared Computer Toolkit for Windows XPは英語版が9月19日にリリースされており、日本語版のほか11言語版がリリース予定となっている。


制限を加えたユーザーのデスクトップ例。利用できる時間の制限なども可能 ハードディスクの変更内容を元に戻す「Windowsディスク保護ツール」の画面

関連情報

URL
  Shared Computer Toolkit for Windows XP(日本語版は12月15日公開予定)
  http://www.microsoft.com/japan/sharedaccess/


( 三柳英樹 )
2005/12/05 17:41

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