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発表会の出席者。(左から)NTTサイバーソリューション研究所の小川克彦所長、ソイ・インターナショナルの高橋幸司代表取締役社長、松原しゅう氏
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NTTサイバーソリューション研究所は、映像のハイライト部分を自動で抽出する要約技術「Chocopara(チョコパラ)」を開発したと発表した。12月7日より、チョコパラを用いて映像を配信するブログ「チョコパラTV」を開設、チョコパラの実証実験を期間限定で実施する。
チョコパラとは、動画を「ちょこっと、ぱらっと」見るとの意味から名付けられた音声要約技術。音の大きさ、高さ、速さという3つの要素を基準とし、音声の曲線と場の盛り上がりの変化の度合いをデータベース上に保持。このデータベースと動画に含まれる音声を照合することで、動画の中の盛り上がり部分を自動抽出できる。
チョコパラが利用できる動画のファイル形式は問わず、音声のみのファイルでも適用可能。また、言語に依存しない技術のため、さまざまなインターネット上のコンテンツで利用できるという。
チョコパラで抽出した要約部分を配信するために、RSS 2.0をベースとした記述方式「コンテンツ・ハイライトRSS(CH-RSS)」もあわせて開発。CH-RSSは通常のRSSに含まれるタイトル情報とURLに加え、独自の記述部分としてメディア情報や映像シーン、ダイジェスト情報などが含まれており、CH-RSS対応リーダーで取得することで映像の検索や頭出しが可能になるという。また、RSS 2.0対応リーダーで取得した場合も、CH-RSS独自部分以外のタイトルやURL情報は取得できる。
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チョコパラの仕組み
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映像関連のメタ情報を追加した独自開発の「CH-RSS」
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チョコパラを利用した実証実験「チョコパラTV」の概要
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チョコパラで抽出した情報をCH-RSSで配信し、チョコパラTVブラウザで表示
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チョコパラTVに参加する松原しゅう氏
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チョコパラTVはこれら技術の実証実験として、ソイ・インターナショナルとの協力により開設されたブログベースのサイト。12月17日公開予定の映画「バッシュメント」と連動しており、映画に出演する女優の松原しゅうや監督の布川敏和、映画情報、NTTサイバーソリューション研究所の技術情報などを動画やテキストで発信していく。
チョコパラTVにアップロードされた動画は各ブログの記事から視聴できるほか、Flashベースの「チョコパラTVブラウザ」にアクセスすることで、チョコパラで抽出された映像のダイジェストのみ視聴可能。ダイジェスト映像をクリックすることで各ブログの記事も閲覧できる。
実証実験の期間は2006年3月31日までを予定し、協力サイトの拡大による配信コンテンツの充実も図る。実証実験の評価とフィードバックを踏まえ、NTTでは個人放送支援技術などの研究開発を進めるとともに、ソイ・インターチャンネルでは新たなプロモーション手段としてのビジネス展開を図っていく。
NTTサイバーソリューション研究所の小川克彦所長は、「映像であればテキストを書かなくてもカンタンにアップロードでき、チョコパラを使えば編集の必要もなくなる」とのメリットを指摘。今後はユーザーがアップロードした動画をチョコパラで編集するといった個人向けサービスを検討しているほか、「動画ではなく静止画のサムネイルを抽出することで、携帯電話に連続写真を送って再生するといったサービスも考えられる」とした。
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チョコパラTVのサービス画面
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チョコパラTVブラウザ。動画の抽出部分のみを再生できる
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news05/0512/051207.html
チョコパラTV
http://www.chocopara.tv/
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( 甲斐祐樹 )
2005/12/07 22:04
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