米Googleは7日、乗換検索サービス「Google Transit」のベータ版を実験的プロジェクトとして「Google Labs」にて公開した。
Google Transitの特徴は、駅名ではなく、住所で出発地と目的地を指定することにある。つまり、駅やバス停にかかわりなく検索できる。出発地からバス停まで徒歩で何分かかるか、どのルートを歩けば最短距離で行けるかといった情報もGoogle Maps上で表示する。もちろん、電車やバスの時刻を考慮に入れた上で移動にかかる時間と旅費を計算する。運賃が、車で移動する場合のガソリン代と比較表示される点も面白い。
ただし、現時点でGoogle Transitのカバーエリアは米国オレゴン州ポートランドの都市部のみとなっている。これは、ポートランドにある公共交通機関のTri-Metがすでに収集していたデータがGoogleにとって扱いやすいものであったことが影響しているという。開発チームではカバーエリアを拡大したい意向を表明しており、交通機関の関係者に対して連絡を取ってくれるよう呼びかけている。
関連情報
■URL
Google Transit(英文)
http://www.google.com/transit
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2005/12/public-transit-via-google.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/12/09 12:46
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