ニュースサイトの米Topix.netは13日、ユーザーによるニュース投稿機能や各カテゴリーに掲示板機能を追加するなど、大幅なユーザーインターフェイスの変更を行なったと発表した。
Topix.netは世界各地の約27,000のニュースサイトをクロールし、コンピュータのアルゴリズムによってニュースを36万項目にわたって分類している独自のニュースアグリゲーションサイトだ。
今回Topix.netが追加したニュース投稿機能は、プロのジャーナリストでなくても、ユーザーが自分自身で見て確認した事柄や重要と考える事柄について、ニュース記事として投稿できるようにするものだ。ニュースを投稿するためには無料登録を必要とするTopix.netの会員でなければならず、同社の編集規定に従う必要がある。それには冒涜、個人攻撃、人種、民族、国籍への攻撃の禁止など基本的な要件が設けられているほか、同社の利用規定にも従わなければならない。また、ニュースの書き方として「誰が、何を、いつ、どこで、どのように、なぜ」という質問に答えている必要があり、明確・正確で興味をひくものでなければならないとしている。
Topix.netはすでに大手ニュースサイト以外に上位15,000のブログをクロール対象に加えているため、プロのジャーナリスト以外のニュースがTopix.netに表示されるのはこれが初めてのことではない。とはいえ、一歩踏み込んでユーザーによるニュース投稿を許可し、ニュースサイトの記事とともに表示する試みは興味深い。
Topix.netはこれに加えて36万の分類項目それぞれについて掲示板を設け、ユーザーが各ニュースについて議論できる場を初めて設けた。
関連情報
■URL
Topix.net(英文)
http://www.topix.net/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/12/14 12:02
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