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売上は2億円以上、海賊版販売の7人を警視庁・岐阜県警が逮捕


 警視庁ハイテク犯罪対策総合センター、杉並署、荻窪署、高井戸署と岐阜県警生活環境課、生活安全総務課、可児署による合同捜査本部は、海賊版ソフトをWebサイトで販売していた品川区の自営業男性(31歳)ら7人を、著作権法違反の疑いで6日と7日に逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が16日に明らかにした。

 逮捕されたのは、品川区の自営業男性のほか、江東区の無職男性(30歳)、世田谷区の美容師女性(26歳)、横浜市の無職女性(23歳)、横浜市の無職女性(27歳)、千葉県松戸市のアルバイト男性(29歳)、千葉県鴨川市の会社員男性(46歳)。

 男性らは、2005年10月20日ごろ、ジャストシステムの「一太郎2005&花子2005スペシャルパック」を無断で複製したCD-R5枚を、豊島区の男性に対して宅配便送料500円と併せて8,500円で販売したとしてジャストシステムに告訴されていた。

 6日と7日に行なわれた捜索は、男性らの自宅・マンションなど11カ所に及んだ。PC、デュプリケーター、複製済みCD-R、宛名シール、梱包材など合計約5,800点が押収されたという。

 警察の調べによると男性らは、2003年ごろから十数サイトを運営して海賊版ソフトを販売していた。これらのWebサイトでは、会社名、設立年月日、事業内容などを記載し、あたかも法人であるかのように装っていた。また、代金の支払い方法として、銀行振込、郵便振込に加えて、クレジットカード決済やコンビニ決済なども利用できるとし、取引に安心感を与えるよう工作していたという。Webサイトではでは、「一太郎2005」「弥生会計」「Microsoft Office Professional 2003」など計500種類のソフトが1ソフト6,000~22,000円で販売されていた。

 なお、犯行に利用されたWebサイトに関しては、2003年7月から2005年11月末までにACCSにも延べ約500件の情報が寄せられていた。

 警察では、顧客の数やソフトの販売数などから、売上は2億円を超えるとみている。男性らは犯行を認めており、動機は借金返済や生活費のためなどと供述しているという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www2.accsjp.or.jp/topics/news4.html

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( 鷹木 創 )
2005/12/16 12:47

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