|
(左から)千本倖生代表取締役会長兼CEO、種野晴夫代表取締役社長兼COO、エリック・ガン代表取締役副社長兼CFO
|
|
イー・アクセスの沿革
|
16日、イー・アクセスの設立6周年とイー・モバイルの発足を記念したパーティーが東京都内のホテルで開催された。取引先企業などから約700人が詰めかけた中、両社の代表取締役会長兼CEOである千本倖生氏が挨拶に立ち、イー・アクセスの歴史を振り返るとともに、イー・モバイルの携帯電話事業に対する意気込みなどを語った。
イー・アクセスは1999年11月の設立。千本氏は当時の心境について「慶應の教授をやって静かに過ごしていたが、『インターネットの時代が来た』『ブロードバンドの時代が来た』ということで起業家精神が沸々とと沸き上がってきた。DDIで稲盛和夫さんに教えてもらったことを起点にして、ブロードバンドの世界に革命を起こそうとイー・アクセスを立ち上げた」と説明した。
2005年の動向については、携帯電話事業の動きが注目されているところだが、その一方で「本業であるADSL事業は堅実な成長を続けている」という。提携先ISPは現在50ブランドを超え、サービスエリアは約1,100局に達した。また、直販チャネルも2004年から倍増して50社・2,000店舗以上になったという。「その成果もあって、ADSLは2005年も順調。光ファイバもあるけれども、みなさんの期待以上に順調にADSLの加入者数が増えている」。
一方、イー・モバイルは8月にTBSと100億円の資本提携を発表。11月には米ゴールドマン・サックスや吉本興業などを割当先とする第三者割当増資を実施し、合計325億円の投資を受けた。イー・アクセスからの出資分を合わせると、イー・モバイルの現在の資本金は880億円になる。「1,000億円を超える資本金に間もなくしたいと思っている」という。
さらに、11月には携帯電話の新規参入が認められたことで、「2006年度内にもぜひともサービスを開始したい。第4の新しいブロードバンド携帯電話会社として、皆様があっと驚かれるような新しいサービスを提供するために全力でネットワーク、設備、システム、端末、業務体制、営業体制などあらゆる整備をしている」とした。
次いで千本氏は、取締役や幹部らを紹介した後、最後に「私にとって家族同等あるいは家族以上に大事なパートナーが2人いる」として、イー・アクセスおよびイー・モバイルの代表取締役社長兼COOである種野晴夫氏、同じく代表取締役副社長兼CFOのエリック・ガン氏を紹介。「この3人が必死になって、イー・モバイルという会社を、恐らくサービス開始後の5年で、また大きなことを言うと言われるかもしれないが、時価総額1兆円の会社にしたい。日本を、世界に誇れるブロードバンド携帯大国にしたい。3人は深く心に誓っている」と強調した。
関連情報
■URL
イー・アクセス
http://www.eaccess.net/
イー・モバイル
http://www.emobile.jp/
関連記事:通信ベンチャーのイー・アクセスがADSLサービス
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2000/0207/eaccess.htm
■関連記事
・ イー・アクセス、モバイル通信事業企画を行なう「イー・モバイル」設立(2004/12/15)
・ イー・アクセス、モバイル事業に関する会見「5年で500万加入を目指す」(2005/11/10)
( 永沢 茂 )
2005/12/16 19:28
- ページの先頭へ-
|