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米Googleが2005年の検索キーワードランキング発表、新たな動向分析も


 米Googleは20日、2005年の「Google Zeitgeist」を発表した。google.comやgoogle.co.jpを含む世界のGoogleにおいて、最も多く検索されたキーワードのランキングなどをとりまとめている。

 今回、単に検索数が多かったキーワードを集計するだけでなく、「World Affairs」「Nature」「Movies」「Celebrities」「Phenomena」という5つのテーマに分けて、今年注目を集めたニュースと検索数がどのように関係しているかを示すグラフを表示する方法も採用した。これは、Google Zeitgeistでは初めてのことだ。

 例えば、世界で発生した事件に関連する検索で興味深い結果が得られた。7月7日にロンドンで同時多発テロが発生した時には「London」の検索数が鋭いピークを示している。また、同じ日にこの事件について報じたニュースソースのうち英BBC、米CNN、中東アルジャジーラを比較した結果、BBCの検索数が圧倒的に多く、次いでCNN、アルジャジーラの順になった。秋に米国を襲ったハリケーン・カトリーナの検索では、CNNの検索数がBBCと同程度に多かったが、アルジャジーラは伸びなかった。

 Google Zeitgeistではこうした硬派なニュースだけでなく、例えばブラッド・ピットとジェニファー・アニストンの破局、英国のチャールズ皇太子とカミラ夫人の再婚などのニュースに対しても検索数にいくつかのピークが見られることをグラフで分析している。

 インターネットの分野では、Googleは2005年を「Wikiの年」と分析している。インターネット百科事典「Wikipedia」に関する検索数が上下を繰り返しながらも1月から12月に至るまで右肩上がりに上昇している傾向を示していることを発見した。

 例年通り、2005年に検索上昇率が最も大きかったキーワードのベスト10も発表された。1位はSNSの「Myspace」、2位はP2Pファイル交換ソフトの「Ares」、3位は中国のサーチエンジン「Baidu」、4位には「Wikipedia」、5位はGoogleのSNSである「Orkut」となっており、インターネット関連のサービスが上位を占めている。


関連情報

URL
  2005 Year-End Google Zeitgeist(英文)
  http://www.google.com/press/zeitgeist2005.html

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1位「地図」、2位「Winny」~Googleの2004年キーワードランキング(2004/12/27)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/12/21 12:46

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