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竹中総務相主催の「通信・放送の在り方に関する懇談会」を1月から開催


 総務省は27日、「通信・放送の在り方に関する懇談会」を竹中平蔵総務大臣の下に専門家を集めて開催すると発表した。

 懇談会の検討内容としては、1)国民の視点から見た通信・放送の問題点、2)いわゆる通信と放送の融合・連携の実現に向けた問題点、3)それらの問題が生じる原因、4)通信・放送およびいわゆる融合・連携のあるべき姿、5)望ましい行政の対応のあり方――の5点が案として挙げられている。構成員は、慶應義塾大学の村井純教授や、元マイクロソフト会長の古川享氏など8名。開催期間は2006年1月から半年間の予定となっている。

 竹中大臣は6日の閣僚後会見で、「なぜインターネットでテレビの生放送が見られないのか。なぜNTTは無料のIP電話を提供していないのか。そうした国民の素朴な疑問に回答を示す必要があると思う。単に1つの組織論を議論するのではなく、総合的に今後の通信・放送のあり方を議論していく」と懇談会の開催趣旨を説明。「これまでの議論は、供給側や産業側の立場に立って議論されがちだが、長期のあり方を考えるとやはり消費者側、視聴者、国民の目に立って問題を解決していくことだと思う」として、分かりやすく国民の疑問や願望に答えられるオープンな議論をしてきたいとコメントしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051227_5.html
  竹中総務大臣閣議後記者会見の概要(2005年12月6日)
  http://www.soumu.go.jp/menu_01/kaiken/back_01/d-news/2005/1206.html

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