セキュリティ関連メーリングリスト「BugTraq」で、Windows Graphics Rendering EngineにDoS攻撃が可能となる脆弱性があることが指摘された。5日にリリースされたセキュリティ修正プログラム「MS06-001」でも、この問題は修正されていない。
BugTraqへの投稿によれば、悪意のあるWMF(Windows Meta File)形式の画像ファイルにより、ユーザーがこの画像を閲覧した場合にexplorer.exeが再起動するなどの挙動が引き起こされるという。
マイクロソフトのセキュリティレスポンスセンターの公式ブログでも、この問題を確認したという記事を掲載している。記事によれば、この脆弱性は外部から任意のコードが実行されるといったセキュリティ上の問題はなく、Windowsのパフォーマンスに関する問題だとしている。
関連情報
■URL
BugTraqに投稿された脆弱性情報(英文)
http://www.securityfocus.com/archive/1/421258/30/0/threaded
Microsoft Security Response Center公式ブログの記事(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2006/01/09/417198.aspx
■関連記事
・ マイクロソフト、「WMFの脆弱性」に対する修正パッチを緊急リリース(2006/01/06)
( 三柳英樹 )
2006/01/10 17:15
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