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ニューヨーク地裁、XCP入りCDの製造を中止することで和解を予備承認


 ニューヨークの米連邦地裁は6日、SONY BMG Entertainmentが販売したコピー防止ソフト入り音楽CDの集団訴訟において和解を予備承認した。米Electronic Frontier Foundation(EFF)が同日発表した。

 この和解のもとでSONY BMGは、XCPおよびMediaMaxを搭載したCDの製造を中止する。また、該当するCDの購入者に対しては、これらのコピー防止ソフトが含まれていないCDを用意するほか、いくつかのタイトルについては複数の音楽ダウンロードサービスでも提供することになるという。さらに和解内容では、EULA条項によるいくつかの制限を撤回するとともに、将来、DRM技術を含むCDを販売する場合は事前に詳細なセキュリティチェックを経ることや、消費者に対して十分に告知することを求めている。

 なお、SONY BMGはXCPを含むCDの交換制度について、新聞やGoogleの広告、メールなどの手段によって2月15日までに告知することが命じられた。EFFでは、消費者向けにCDの交換方法などを説明するFAQページも用意している。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.eff.org/news/archives/2006_01.php#004302

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( 永沢 茂 )
2006/01/10 20:09

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